2018年5月30日(水)

家を売るときの諸費用って?

はじめに

家を買う場合と同じように、家を売る場合もいろいろな経費がかかります。

たとえば家を売る際は不動産業者が仲介に入るのが一般的ですが、その場合は仲介手数料が必要です。

仲介手数料の計算式

仲介会社を通じて家を売った場合、不動産業者に仲介手数料を支払います。

売却にともなう諸経費のうち、最も額が大きいのがこの仲介手数料です。

仲介手数料には上限が決められており、厳密な計算方法は少しややこしいのですが、取引価格が400万円を超える場合は「取引価格×3%+6万円+消費税」という式で上限額を求めることができます。

仲介手数料は上限以下であれば不動産業者が自由に決められますが、通常は上限ギリギリの設定になっている場合が多く、他の印紙代などの諸経費に比べて額が高くなりがちです。

譲渡所得には税金がかかる

家の売却によって利益が出た場合、その利益は所得税と住民税の課税対象になります。

これも不動産売却の諸経費として考慮しておく必要があります。

譲渡所得に対する課税率は、不動産の利用方法や所有していた期間によって異なり、一定の要件を満たしている場合は最高3000万円の特別控除が受けられます。

その他の諸経費

家を売る際に、住宅ローンの抵当権などが設定されている場合は、その抹消のための登記費用がかかります。

また、不動産の売買契約書には収入印紙を貼って印紙税を払う必要があります。

権利抹消の登記費用や印紙税は、物件に設定されている権利の種類や売却額、作成する契約書の数によって異なります。